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【感想:幸福の資本論】 フリーランス化で幸福な社会へ!

人生は3つの資本で攻略できる!

図書館の新刊コーナーに、気になる本が三冊ありました。どれを読もうか迷った末、友人に選んでもらったのが『幸福の「資本」論』。興味深い本だったのでご紹介します。

 著者:橘玲

早稲田大学卒業、経済小説マネーロンダリング」で文筆家デビュー。以後、経済小説や人生論について精力的な執筆活動を行っています。

公式ブログを読む限り、リベラル側への理解が深い人のように思います。「たちばなれい」って読んでたけど「たちばなあきら」さんでした。

 

感想:幸福の「資本」論

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幸福の3要素

幸福はこれら三つの種類からなる。

  • 社会資本:友人や家族
  • 金融資本:豊かな生活や財産
  • 人的資本:自己実現

 

 この資本をどう持っているかのパターンで、「リア充」「旦那」「金持ち」、「プア充」「ソロ充」「退職者」、三つ全て兼ね備えた「超充」、一つの幸福要素も持たないのが「貧困」の8パターンに分類されています。「貧困」は友人もなく、お金もなく、うだつの上がらない平坦な日々を繰り返す『闇金ウシジマくん』によく出てくるタイプ。

 

 この考え方には結構納得しました。少年漫画のヒロインみたいな「人のためになることをすると幸せ!」みたいなのは人的資本でしょうか?

 ちなみに自分はソロ充かなという感じ。お友達が欲しいです(ぼっち)

 人生は有限だから「超充」になるのは難しいけど、自分なりの「超充実」人生を手にするための方法を探していこう! そんな感じで話が進んでいきます。

働き方の3タイプ

続いて、働き方には三つの種類があると述べます。

  • マックジョブマクドナルドのアルバイトのように、専門技能を必要としない仕事。仕事を「作業」とみなす。清掃やライン工など。
  • スペシャリスト:専門技能が求められ、安定した収入を得ることができる。仕事を「キャリア」とみなす。医者や弁護士など。
  • クリエイター:専門技能が求められる。一発当てれば利益は大きいが、大半は低収入。作家など。

 

 著者は、日本の働き方の問題を二つの切り口から論じています。

 まず、サラリーマンは「スペシャリスト」として個性を活かしていくべきなのに、日本ではキャリアを積んだ社員でも様々な部署に移動され、本来の力が発揮できないこと。

 そして、「家族主義」のために、社員同士が業務にきちんと向き合っているか相互監視状態になってしまっていること。

 よって著者は、現在の社会では仕事での自己実現を求めるべきではない、と結論づけています。

 

 ここまで読んだ自分は、うへっと半目になりました。「幸福の資本論」のはずが、仕事で自己実現を求めてはいけない、みたいな暗い話になってきてるし……。

 けど、話はこれでは終わりません。著者が提唱するのは、『フリーエージェント思想』! 

 

フリーエージェント思想

著者は、人的資本を最大限に活用して「スペシャリスト」となることで、自分の認めた仲間と自由に働いていこう! と提唱しています。そのためには、好きなことに人的資本をすべて投入し、以下のポイントに気をつけるべき、とも。

  • ニッチなジャンルで
  • 複雑さを味方に
  • 柔軟な変化を

 

感想まとめ:幸福の資本論

Stranger

 なかなか興味深い本でした。

 もちろん安定志向の強い人もいて皆が皆「フリーエージェント」で幸せになれるわけでは無いと思います。「フリーエージェント思想」には、フリーランスとしての人脈想像力や営業能力、何より強烈な強みが必要。ですが、多くの人が自立志向を持てばだいぶ変わるんじゃないかな~と考えています。

 まずは自分から超充を目指すぞ~!

 

残酷すぎる成功法則

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貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する (講談社+α文庫)
 

 お読みいただきありがとうございました!